第18回日本神経理学療法学術大会
今年は本来であれば京都で神経学会が開催される予定でしたが、コロナの影響で残念ながらWEB開催となりました。
でも、盛り上がりは物凄かったです!!
僕は一般演題を発表してきました!学会発表の感想なんかを中心に書いていきたいと思います!
目次
初めての全国学会
僕、全国学会で発表するのは初めてなんです。
もちろん発表の経験はありますが、全国学会は初めてです。今回はもうやってみよう!!!という勢いで応募しました。
というのも、神経学会は毎年のように参加していたのですが、ボロクソにやられまくっている人を見ていて、いやぁこのレベルで発表するのは大変そうだ・・・と思っていたからです。
単純にビビってたんすね・・・
でもビビってるだけじゃ何も始まらないので、応募しました。ちょうど、めちゃくちゃ結果が出たケースを担当させてもらっていたので、ここしかない!ってのもありました。
全国学会への投稿方法
応募や投稿方法は各学会で異なると思いますので、今回は第18回日本神経理学療法学会の方法を説明します!
正直、思っていたよりも簡単にできました!
簡単に手順をまとめますと
手順
要旨(アブストラクト)を提出する
合否のメールが届く
発表スライドを仕上げる
パワポの音声記録する
動画として書き出す
WEBサイトへ投稿する
というのが一連の流れです。今回はWEB開催だったので、ちょっと特殊ですね!
まずは要旨を書く
まず、要旨を書かないと始まりません。
しかも文字数制限があるので、かなり削る作業が必要です。
また一般的に要旨には
ポイント
はじめに
方法や情報
結果
考察
というような流れが一般的かと思います。まぁここは普通に学生時代のレポートとそんなに変わりはないかなと思います。
んで要旨を書いていて思ったのは
評価結果をもっと簡潔にまとめておけばよかった・・・・・
です。
僕の勤めている病院は電子カルテではないので、分厚いカルテを引っ張り出してきて、評価結果や時期やらを細かく拾っていかなきゃいけなかったのが大変でした。
症例発表する場合はあらかじめ情報を整理しておいた方がいいっすね・・・当たり前ですけど
いや普段からやっとけって話ですけどね・・・
スライド作成のポイント
んで
やっぱり1番困るのがスライド作成じゃないっすか?
結構時間かかりました。
文字ばっかりのスライドって聞いていて苦痛ですよね・・・なので僕は基本的には模式図にできるところは全部模式図にしました。
例えば
ポイント
初期評価までの内容を一旦模式図にする
(パワポのスマートアートを使用した)
それに対して考察も模式図にした
(初期評価と対立構造を組める)
症例発表では、
どういう評価結果から、どう考えて介入したか
これをうまく伝えることが大切だと思います。もちろん考察も大事ですが、一体どんな評価からどう治療展開したのかを明確にしておくと、結果と考察が楽です。
なので、僕は初期評価をとにかくしっかりまとめて、模式図にしました。
予演会は絶対やろう!!!
はっきり言いまして、僕が勤めている病院は全体的なレベルが高いかと言われれば、決してそうではないかもしれません。
熱心な人は熱心だけど、全然な人は全然・・・
予演会をやる意味はあるのか?と思ったほどですが、実際はやってみてよかった。
ポイント
予演会と同じ質問がきた
本番の事前準備がしっかりできた
純粋に勉強になった
自分の考えが明確になっている分、人からの視点ってめちゃくちゃ勉強になるんすよね。
自分の立ち位置が明確なほど、相手からの指摘がめっちゃわかる状態。
この時にちゃんと事前に人前で発表しておくってのはかなり良いのではないかと思いました!
YouTubeやってたから、発表がスムーズにできた
最後に僕は今、毎日YouTubeで理学療法士向けに臨床に役立つ話や、文献の話を解説しているんですが・・・
こんな感じ
これ毎日更新してるんすよ
ということは毎日撮影している。
毎日文献読んで、毎日それを話しているんすよ
それがかなりトレーニングになったのか、スムーズに話をすることができました。話すスキルってやっぱりつけておいたほうがいいっすね!
症例発表で役に立った書籍3選
今回発表するにあたって、本当に参考になったなぁと思う本を3冊紹介します!
今回は文献もたくさん読みましたが、やっぱり本を読むことも大事でした。
文献を読む為にはこの本を読んでおいた方が良い!絶対外せない文献を読むための本!!!
文献って、正直信頼性が超絶乏しいのもいっぱいあるんすよ。。。はっきり言って読むに値しない文献だってある。そらそうっすよね。本屋さんに並んでる本だってそうじゃないっすか・・・本棚に並んでいる本が全部素晴らしい本だったら、全部ベストセラーになっていてもおかしくない
その文献の取捨選択ができるようになる本です!
続いてはど定番!
脳卒中の理学療法のベーシックは大体ここに載ってます。
ここを起点に文献等々を調べると捗ります!
最後にこの本
引用している文献の数が膨大なので、引用文献を孫引きするだけでもめちゃくちゃ勉強になります。
まとめ
そんなわけで、今回は全国学会へ発表した話でした!
いやぁ本当に良い経験になりました。何事もやってみる!から始まるわけですね!
どんどん発表した方が絶対いい!日頃の臨床を振り返る機会にもなるし、外からの意見は本当に参考になります。