アイデアのちからについて
書いてるわけなんすけど、何度も書いてますが
正直時短したい人にはこれだけで十分。
成功するアイデアの6つの法則
単純明快である
具体的である
感情に訴える
意外性がある
信頼性がある
物語性
正直、この6つを知っているだけでも、アイデア質がまじで爆上がりします!
とりあえず、アイデアについてサクッと知りたい方は、この6つをベースに考えてみると、うまく整理されるし、この中のどれだけの要素を満たしているかを考えると、そのアイデアがどのくらい良いアイデアなのか考えるのに役に立ちます。
僕のブログでは、ここから一つ進んで
じゃあ実際にその6つの要素をどうやって使っていけばいいのか?について、掘り下げていきます。
本に載ってる具体例とか、僕のフィルターを思いっきり通した内容とか、経験則とかもありますが、
わかりやすく、そして、僕自信も含めて、使える知識にアップデートする!という目的でやっています。
やっぱり使える知識にするには、噛み砕いて理解する必要があるんすよね。
メモの魔力でいうなら、ファクト、抽象化、転用。この抽象化と転用を繰り返すことで、精度を上げていくイメージですね。
では今日は第2章「意外性がある」の後半です。
「意外性がある」は2つに分けることができます。
1つは「興味を惹く」
もう1つは「興味をつなぎとめる」
です。
前回「興味を惹く」については話したので、今回、後編では主に「興味をつなぎとめる」について書いていきます。
興味をつなぎとめる
まずは結論から書きます。
第2章は「意外性がある」です。
これには2つの要素があって
1つは「興味を惹く」
もう1つは「興味をつなぎとめる」
この2つをどうやって使いこなすかが鍵になります。
今回は「興味をつなぎとめる」です。
興味をつなぎとめるには
隙間
が大事になります。
知らない知識があると、人は埋めたくなるという性質を利用することで、人の興味をつなぎとめます。
例えば、「謎」があります。
どうなるんだろう
は人を惹きつける
漫画とかそうじゃないっすか?この先どうなるんだろう?主人公は勝てるのか?ワの国はどうなるんだ?Dの意思とはなんだ?カイドウに勝てるのか?などなど
どうなるんだろう?謎には人の興味を引き続ける効果がある。
そんな人の興味を引き続ける効果をうまく使うってことが重要になります。
好奇心をそそる
アメリカで大ヒット、日本でもみんな知ってるドラマ「ER救急救命室」「Xファイル」映画「13日の金曜日」などの脚本家、監督、プロデューサーを輩出した、脚本セミナーを開催するロバートマッキーという人物がいる
彼曰く
「好奇心とは、疑問を解消し、曖昧な状況をはっきりさせようとする知的欲求だ。ストーリーは、この普遍的欲求を逆手に取り、疑問を提示して状況を曖昧なままにする。」
マッキーに言わせると、優れた脚本は常に「ターニングポイント」である。
映画には大どんでん返しがあったり、犯人が謎のままであったり、主人公が大ピンチでこの先どうなってしまうんだろう?みたいなことがある。

つまらない映画でも先が気になって見続けてしまうのには、こんな要素があるから
この先どうなるんだろう?という知的欲求は興味を引き続けるのにかなり効果的になる。
優れたアイデアにもこれがあると、興味を引き続ける。
人の好奇心とは、うまく使えば、興味を引き続けることも可能になる。
隙間をつくる?
好奇心。謎が興味を引き続けるのはわかった。
でも
例えば、ポケモンのキャラクターを夢中で覚える子供達はどうだろう?
例えば、ガンプラを夢中で集める大人たちはどうだろう?
彼らは「この先どうなるんだろう?」という夢中さではない。
ポケモンにハマる子供。ガンプラにハマる大人。
彼らには「この先どうなるんだろう?」とはまた違うことがある。
隙間はつくる必要がある?
ポケモンのキャラクターはあとは何が足りないんだろう?
このシリーズを揃えるには、どのガンプラを買えば良いんだろう?
これは「この先どうなるんだろう?」という欲求とは違っていて
足りないのはどのキャラクターだろう?
みたいな疑問なんすよね。これって要は
隙間
なわけですね。この隙間があると、人は埋めたくなる。だから隙間をあえてつくると人はそこを埋めたい欲求に駆られて、興味を引き続けられるってわけっすね。
隙間理論
隙間理論とそう呼ぶ。
この理論の大切なことはこれ!!!
ポイント
隙間を埋める前には、隙間をつくる必要がある
僕たちはついたくさんの事実を告げたくなる。
だけどその前にまず、その事実の必要性を相手に告げる必要性がある
まず欠けている知識に光をあてることも重要。
それは例えば、相手の知識の隙間をつく質問や、「他のみんなは知ってるよ」という情報や、ミステリーのように結末のわからない状況を提示しても良い。
そんな質問で相手の「欠けている知識」にこちらから光を当ててあげる。
埋めたくなるような知識に
例えば、「結末を予想させる」なんてのもすごい良くて
これは「何が起きるのか?」「自分の予想はあってたか?」という2つの知識の隙間を生むことができる。
大事なのは相手の知識の隙間を作ってあげること。
これがうまくできると相手の興味を引き続けることにつながる。
隙間を作ってあげる。
隙間を作ってあげる。これがいわゆるこちらから仕掛けるということになる。
僕たちは戦略をもって、アイデアに興味を引き続けなくてはならないわけだから、はじめから事実を羅列されたら、もういいやってなるし、オチが分かった物語は退屈になる。
でもどうだろう、オチがわかっていても、読み進められるもの、観られるものはたくさんある。
ルフィは海賊王になるだろうし、キングダムは中華統一するだろうし、犯人はつかまるだろうし、主人公は勝つだろう
ここには物語性も関わってくるけど、この隙間理論もあてはまる。
うまく知識の隙間を作ってあげるわけだ
海賊王とはこういうもので、今現時点では遠い存在だけど、ルフィみたいな小さな海賊団にもなるチャンスはある。だけど、障害がいっぱいある。敵を倒すたびに強くなるし、波を超えるたび、仲間や経験を得ていく。それでも、どうしたら海賊王になれるのかは、未だにわからない。時折その謎の断片が見え隠れする。
キングダムでも、秦の始皇帝が中華統一を果たした。という舞台設定はみんな知ってるが、それが下僕の少年から、どういう風に中華統一へ向かっていくのかはわからない。でもその可能性は垣間見える。このあとどうなっていくんだろう?ってのと、どうやってなるんだろう?っていう二つの興味を引き続ける要素がふんだんに盛り込まれている。

隙間を開けすぎてしまうと、隙間を埋めたいとも思えないほどになってしまう。
隙間は埋められそうで埋められないくらいがちょうどいい。
ルフィが海賊王になれそうで、なれないように。