ORIGINALS 誰もが人と違うことが出来る時代
今日はプレゼンや自分を売り込む際に使えるテクニックを実体験を交えて紹介します!
この本について僕のブログではかなり取り上げてきました。やはりこの本はすごい。ニシノコンサルを見ていても思いました。一流達はこの本をしってか知らずか、この技術を実践している。
西野亮廣さんや前田祐二さん、箕輪厚介さん。皆さんこの本に書いてあることを知っていたのか、やってるうちに気づいたのか、皆さんやっている。そんな印象さえ受ける本。
プレゼンの常識をこんな風に疑うのかとびっくりしました。普通そうだよねってことを疑うことからイノベーションははじまるっていうけど、いやぁ盲点でした。
僕はこの本大好きなので、1章ずつ紹介してるんすよ。1章1章にすら1800円の価値があるんじゃないかと思うほどですね。
今日は主に3章の内容になります。転載はあまりなく、僕の言葉と経験で書かれているので、気になる方はORIGINALS本書の方を読んで頂いた方が良いと思います。
それでは今日はプレゼンの話です。
目次
良いところばかりプレゼンされると萎える

読むだけで、絶対に年収が100万アップする方法!
とか
寝ているだけで、英語が身につく睡眠学習!
とか
着ているだけで10キロ痩せる、魔法のインナー!
とか
なんかそんな事言われると、えっ?ほんとに?まじで?って普通思いますよね。それで、絶対そんなことないでしょ!って疑いの目をむけますよね。だから、欠点を探すとか間違いを探す方のセンサーが自動的に働きますよね。
だって、着るだけで10キロ痩せればそりゃいいけど、ほんとなの?値段は?絶対に痩せるの?なんか小さく個人の見解ですとか書いてない?とか、痩せるとは書いてあるけど、絶対とは書いていませんとかいうんでしょ?とか効果を保証するものではありませんとかどっかに書いてるでしょ!とかもう軽く考えただけでも、怪しい!センサーが働きますよね。
利点ばかり示されると、人は疑いセンサーが働く
こうやって、人は利点ばかり示されると疑いセンサーが働くわけですよね。洋服70パーセントオフとか書いてあると、どうせ2点買えばとか、新作はダメなんでしょ?とか、サイズないんでしょ?とかもう腐る程疑いの視点が生まれるし、腐る程僕らは騙されてきてるんで、もはや利点ばかりには騙されないよって感覚が身についている。

だからプレゼンで良いところばかり推していると自然と人は疑いの目が強くなる!ってのも納得ですね。
弱点をさらけ出しながら事を有利に運ぶ
だから逆にあえて弱点をさらけ出しながら、事を有利に運ぶ。これを本書ではサリック効果と呼んでいましたが、これは本のしかけで、この後に単純接触効果の説明があってそこへの布石の造語なだけなんすよね。
ほんとよくできている本ですね。

サリック効果という名前はないけれど、本当に弱点をさらけ出しながら事を有利に運ぶという事例については紹介されていて、超理にかなっている。
プレゼンで欠点のみを言う。
プレゼンって普通、例えば売りたい商品があれば、その商品のいいところをとにかく良い感じにまとめて、綺麗に綺麗にして、説明する!ってのが普通じゃないっすか。
だって、買ってもらうためにはこの商品がいかに良い物であるかを知ってもらう必要があるから、当然ですよね。
しかしグリスコムというある起業家は、一般的な起業家とは真逆のプレゼンを投資家達の前で行ったという。
「自分のビジネスに投資すべきでない5つの最大の理由」
についてプレゼンした。

でもこのプレゼンでなんと約3億3000万円の融資を得ることに成功したという。いやぁまじかって感じっすね。
この会社を買収すべきでない理由をプレゼンして、ディズニーから買収された
このグリスコムって人物はさらにすごくて、ある程度事業を拡大させたら、今度は買収、自分の会社を売ろうってフェーズに入ってなおも
「この会社を買収すべきでない理由」をプレゼンして
あのディズニーから買収されたっていうんだからもうわけわからん。しかもその額40億
欠点をさらけ出す効果とは?
この事実を見ただけでも、欠点をさらけ出すって効果はものすごい効果があるんだなってのがわかる。
マーケティングの教授であるマリアンフリースタッドとピーターライトは誰かが自分を説得しようとしていると感じると、心理的に自然と身構えてしまう。
話し手が自信に満ちているときは特に危険だ。相手の影響力からみずからを守らねばとバリアをはる。

だからこそ逆に欠点をさらけ出すと、聞き手の警戒心がやわらぐ。
あとは前に知ったことなんですけど、弱点をさらけ出している人間は強く見えるらしいっすね。コンプレックスとかってみんな人に見せたくないし、言いたくないからそこをさらけ出している人は、自分ができない事をしている。だからすごい!ってなるらしいっすね。
セールスっぽくない営業っぽくない
これほど情報が溢れている時代。とにかく利点を説明されまくると警戒する。でも逆に欠点から話されるとなんとなく、営業っぽくないなぁと感じて信用する。
例えば今の時代インフルエンサーとかもそうじゃないっすかね。
SNSで個人がちからを持ち始めた時代。テレビでがっつりスポンサー契約結んでタレントが商品を広告するよりも、身近で親近感のある、信頼できる人が自分のSNSでなんのしがらみもなく投稿したものは、なんか信用できる!みたいな。
本音で言ってるなってわかると、あぁじゃあほんとなんだなと納得できるというか
僕がこのORIGINALSを買ったのも、やっぱりあのDaigoさんが言ったからってのがめちゃくちゃ大きくて、いつも本音で話してくれている、知識もあるし、自分の本も出しているのにまず他人の本を勧めるってところが僕らのことを本当に考えての助言なのかなと感じる。
そんなところから買うにつながるんじゃないかなと感じました。
まとめ
簡単にまとめます。
まとめ
利点ばかりをプレゼンされると警戒センサーが勝手に働く
欠点をプレゼンしたら融資を得られた
説得されると感じると警戒する
弱点をさらけ出すと強い
会社のプレゼン、仲間内での会話でもなんか日常的に使えそうですよね。説得するときには、欠点から見せる。