※とりあえずやり方だけ知りたいかたはこちら
痛みに効くストレッチ!!
僕は理学療法士をやっており、2019年10月から管理職をやらせていただく予定です。
これまで担当した患者様は多岐に渡り、脳卒中、整形外科疾患、神経難病、肺炎、ガン、精神疾患、切断などなどたくさんの方々を担当させていただきました。
その中でも、「痛み」というのは問題となることが多いです。

「痛みの問題を解決」するのは、理学療法士の大切な仕事の一つかもしれません。
もちろん
全部解決する事は困難ですが、服薬で抑える痛みは大抵の場合、対症療法です。
対症療法というのは、症状に対してのアプローチで、原因に対するアプローチではないですね。
そんな中で、たくさんの痛みを抱える患者様に対して、僕が行ってきた中でも、簡単にできる痛みをとるストレッチを今日はご紹介したいと思います!
※注意;痛みがある場合は必ず医療機関を御受診ください。痛みは体からの重要なサインである可能性があります!
痛みとは何か?
痛みの原因はたくさんあります。
例えば腰痛は7割から8割が原因不明とされています。
ヘルニアとか明らかな原因のある器質的な変化による痛みって実はごくわずかなんすよね。
大体は原因不明の痛みだったりします。
だからこそ難しいんすよね。
意外と多いのが精神的な部分からくる痛みですね。
精神的な痛み
原因が精神的なところからくるってのけっこー多いんすよ。
こういうと怪しさ満点になりますけど
実際、日々のストレスに原因があったり、自律神経の乱れからくる痛みであったりってのは意外なほど多い。
実際に肩に手を置きながら、日頃の話をじっくり聞くだけで痛みが取れるって患者様も多いです。
神経症性の傾向が高い人、ストレスを感じやすい人、などはそっちの原因を探ってみるのも一つですね。
ただ精神的な問題というのは顕在化しにくいので、痛みの問題点として断定するのが難しいってところがありますね。
痛みの原因;硬度
精神的な痛みに次いで、同じくらい多いのがこの「硬度」による痛みです。
これはかなりイメージしやすいと思いますが
要は硬いところです!
肩も凝ると固くなりますよね。
あれです。
そういった硬いところを硬度が高いと言ったりします。
そして硬度にはスタビリティーとモビリティーという考え方があります。
固定性と可動性のことですね。
例えば肩で言えば肩に固定性があるから、肘の可動性が担保されるみたいなこと
一方が固定されてるから、一方が動けるみたいなこと。
例えば、木で言えば、幹が動かないでいるから、枝や葉っぱが動けるみたいな。
身体にも硬さと柔らかさ、固定と可動が混在することで、しなやかな動きを生み出せるわけですね。
姿勢や身体の使い方で容易に固くなる
先程説明したように
人の身体は絶妙なバランスをとろうとして、硬さと柔らかさ、固定と可動性が混在しているので、容易に硬いところが生じるんすよ。
要は人の身体は簡単に「凝る」ってわけっすね。

そんな固くなってるところは結合組織という膜なんです。
固くなる膜
今、流行りの筋膜とかってありますけど
身体中には膜が張り巡らされていて、そこに硬度が生まれます。
それがメカニカルストレスとなって、痛みになったりします。
要は
膜が固くなって痛みが生じる!
ってわけです。

簡単にほぐせる方法!
というわけで
とりあえずめちゃくちゃ簡単にほぐせる方法を今日はご紹介します。
以前にも紹介した通り、
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身体のほとんどは水分で出来ていて、強いストレッチは身体に雑巾絞りするようなもんで、雑巾絞りされた組織は脱水状態になってより固くなる。というループになります。
そして膜は感熱性という特性があります。熱に対して反応するという意味です。
またこれも以前紹介しましたが、ストレッチを人にやってもらうとオキシトシンが出て良いってお話もしました
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人に触れてもらうとオキシトシンが出る。
これらを全部ひっくるめてやると
こんな答えがでます!
両手で痛いところを包み込んで軽くストレッチする!

そうすることで、膜が柔らかくなり、そこに水分が含まれ、可動性が生まれて痛みが取れる。といった具合です。
これが理学療法士な僕が考える、痛みをとるストレッチです。
動画でストレッチ方法を説明
最後に動画で具体的なやり方を載せてみました。
動画は撮り慣れていないので、こんな感じでご容赦下さい!